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解体お役立ち情報 2023.11.14

解体工事に関係するアスベストとは?アスベストを含む家の解体工事について解説!

解体工事の現場で避けて通れない存在となっているのがアスベストです。
この物質は、かつては「奇跡の鉱物」とまで称され、その特性から多岐にわたる分野で利用されていました。
しかし、現代ではその人体への有害性が明らかとなり、取り扱いが厳格に規制されています。

この記事では、アスベストの基本的な知識から、解体工事におけるアスベストの取り扱い、さらにはコスト削減の方法まで解説します。
アスベスト問題についての理解を深め、安全かつ効率的な解体工事の進め方を学びましょう。

□そもそもアスベストとは?

アスベストは、繊維状に変形した天然鉱物の総称で、「石綿(いしわた)」とも呼ばれます。
主にクリソタイル(白石綿)、アモサイト(茶石綿)、クロシドライト(青石綿)などがあります。
これらのアスベストは、耐熱性、耐アルカリ性、耐摩擦性に優れ、電気絶縁性も有しているのです。

また、曲げや引張りに強いため、建築材料や家庭用品、自動車のブレーキなど、多岐にわたって利用されていました。
しかし、20世紀末頃からアスベストの微細な繊維が肺などの人体組織に影響を与えることが科学的に証明され、多くの国々で使用が制限されるようになりました。
現在では、アスベストの取り扱いには厳しい法律が適用され、適切な処理が求められています。

□アスベストを含む家の解体工事の流れ

アスベストを含む建物の解体は、通常の解体工事とは大きく異なり、特別な手順と細心の注意が必要不可欠です。
この特別な手順は、アスベストの有害性に対するリスクを最小限に抑えるためのものであり、法律によって厳格に定められています。

まず、解体工事が始まる前に、専門家によるアスベストの有無の調査が行われます。
この調査では、建物の各部分のサンプリング、詳細な分析が行われ、アスベストの種類や含有量、状態が把握されます。

含有が確認された場合、次に進むのは適切な手順での除去処分です。
除去処分の工程には、事前調査、届出、着工前準備、解体工事、整地など、多くのステップが含まれ、事前調査では、アスベストの位置、種類、量が正確に把握され、これに基づいて除去の計画が立てられます。
届出では、関連する行政機関に対して、工事の内容、期間、業者の情報などが報告され、必要な許可が取得されます。

着工前準備では、作業員の健康管理、保護具の準備、作業環境の整備などが行われます。
特に、アスベストの除去作業では、作業場所の隔離、粉じん飛散抑制剤の散布、アスベストの除去など、細心の注意が必要です。
作業場所の隔離は、アスベスト繊維の外部への飛散を防ぐため、粉じん飛散抑制剤の散布は、作業中のアスベスト繊維の飛散を抑えるために行われます。
これらの作業は、専門的な知識と技術を有した作業員によって慎重に進められます。

解体工事が完了した後も、アスベストの適切な処分が求められます。
アスベストは特別な廃棄物として扱われ、指定された処分場に運ばれ、適切な梱包、搬送が行われ、処分場では専門的な方法で処理されます。
これらの一連の流れは、アスベストのリスクを適切に管理し、人々の健康や環境への影響を最小限に抑えるためのものです。

アスベストを安全に取り扱うためには、専門的な知識と技術が不可欠です。
適切な会社選びや、法律に則った手続きを行うことで、安全かつスムーズな解体工事が可能となります。

また、アスベスト除去作業は高度な専門性が求められるため、信頼性と実績のある会社の選定が重要です。
適切な会社を選ぶことで、アスベストの適切な管理と処分が行われ、安心して解体工事を進めることができます。
弊社の実績については、ホームページに記載しておりますので、名古屋市周辺で解体工事をご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。

□アスベストを含む建物の解体工事の費用を抑える方法

アスベストを含む建物の解体工事は、一般的な解体工事に比べて特別な手順と専門的な知識が必要とされるため、コストがかかります。
これは、アスベストの有害性を考慮し、人々の健康や環境への影響を防ぐための措置です。
しかし、適切な知識と計画によって、これらの費用は一定程度抑えることが可能です。

まず、補助金の利用を検討することが重要です。
自治体によっては、アスベスト除去に関する補助金や助成金が支給されることがあります。
これらの補助金や助成金は、解体工事の費用を大幅に軽減することができるため、利用可能な支援があるかどうか、事前に各役所に問い合わせて詳細を確認しましょう。
また、国や地方自治体のホームページでも、補助金や助成金に関する情報が提供されていることが多いです。

次に、分離発注の方法も効果的です。
解体工事とアスベスト工事を別々に発注することで、中間マージンを省くことができます。
これにより、全体のコスト削減に繋がります。

これらの方法を組み合わせることで、アスベストを含む建物の解体工事の費用をより一層抑えることができます。
しかし、コスト削減を優先するあまり、安全性や品質が低下することは避けるべきです。
安全かつ適切な方法での解体工事を行うために、専門的な知識を持つ会社選びや、法律に則った手続きの徹底が必要です。

□まとめ

アスベストは、かつては多くの製品に利用されていたが、その有害性が明らかになり、厳格な規制が施されています。
アスベストを含む建物の解体工事は、通常の解体工事よりも複雑で、多くの手順と注意が必要です。
しかし、適切な知識と方法を用いれば、安全かつコストを抑えて解体工事を行えます。
本記事を通じて、アスベスト問題についての理解を深め、安全かつ効率的な解体工事の進め方について学んでいただければ幸いです。

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