解体お役立ち情報 2023.08.10

家の解体には何日かかる？工事会社選びから解体完了までの流れ

家の建て替えを検討している方で、解体工事にかかる日数を知りたい方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、家の解体にかかる日数と工期が遅延する理由、遅延させないためのポイントをご紹介します。
解体工事をスムーズに進めたい方は要チェックです。

1 □家の解体には何日かかるのか
2 □解体工事が遅延する理由
3 □解体工事を遅延させないためには
4 □まとめ

□家の解体には何日かかるのか

解体工事にはどのくらいの期間が必要か、ご存じでしょうか。
実は解体工事では、着工までの業者選びや事前の手続きに意外に時間がかかります。
ここでは、一般的な一軒家のサイズである約30坪の木造家屋を解体する場合にかかる日数をご紹介します。

解体工事には、トータルで1カ月半～かかります。
具体的には、業者選びから契約までで約2週間、工事着工までに約2週間、工事期間で約7~10日間かかります。

また、工事期間の工程とそれぞれの日数は以下の通りです。

・足場養生:1日
・瓦と内装の撤去:1~2日
・建物本体の解体:3~5日
・足場養生解体:1日
・基礎の撤去:1日
・整地:半日

□解体工事が遅延する理由

先程ご紹介した工事期間はあくまでも目安で、工事内容によっても期間が異なり、さまざまな事情で工期が延びてしまう可能性もあります。
ここでは、解体工事が遅延する理由を5つご紹介します。

1つ目は、面積が広すぎる場合です。
工事にかかる期間は建物の免責によっても左右され、面積が広くなれば工期も長くなりやすいのです。
例えば、建物の種類を考慮しない場合、約10平方メートルの小さな倉庫や小屋であれば約2~3日で解体できますが、200平方メートル以上の建物には、1カ月以上かかります。

2つ目は、面積が狭すぎる場合です。
重機やトラックを使用できないほど面積が狭い建物だと、手壊しで解体作業を進めなくてはならないため、工期は長くなります。
見積もりの段階で重機の使用が可能か調査してもらいましょう。

3つ目は、地中埋設物が見つかった場合です。
解体作業が始まってから発見されると、予定外の作業が増えてしまうため、追加費用がかかる可能性もあるでしょう。

4つ目は、悪天候が続いた場合です。
多少の雨であれば解体作業を続行できますが、雨や雪が降り続き、地盤が緩むと重機を使えなくなります。
また、作業員の安全を確保するために作業を中断する必要がある場合もあります。

5つ目は、近隣住民からクレーム発生した場合です。
解体工事では、騒音や振動、粉塵などで近隣住民に迷惑をかけてしまう恐れがあります。
しかし、事前の挨拶や説明をしっかり行っていれば、近隣住民からの工事への理解が得られ、大きなトラブルへと発展することは少ないのです。

事前の説明が不十分で、クレームへの対応が悪い場合には工事が中断する可能性もあります。
そのような事態を防ぐためにも、近隣住民への挨拶や説明を忘れずに行い、クレームが発生した場合の対応策も考えておくことが必要です。

□解体工事を遅延させないためには

解体工事が遅延する理由をご紹介しましたが、工期が遅れると追加費用がかかってしまったり、普段の生活にも支障をきたしたりする可能性があります。
天候や埋没物など仕方ない部分もありますが、できるだけ工期を延ばしたくないものです。
ここでは、解体工事が遅延させないためのポイントを4つご紹介します。

＊スケジュールに余裕を持つ

先程ご紹介したように、解体工事では工事の前と後にやることが多くあります。
そのため、できるだけ早く工事を依頼することで、スケジュールに余裕を持って対応してもらうことが大切です。
建物を解体することが決まった時点で、なるべく早めに業者選びを進めることがポイントです。

＊不用品の処分は自分で行う

解体する建物に不用品や残置物が残っていると、その分の処理時間が加算されたり、場合によっては追加費用がかかったりすることもあります。
家電製品や棚、植木など自分たちで整理できるものは事前に整理しておきましょう。
不用品回収業者に依頼したり、地域の粗大ごみ回収を利用したりして、計画を立てて処分を進めることが重要です。