解体工事で発生するほこりが気になる方へ!苦情を未然に防ぐ方法と対処法をご紹介!
家の解体工事ではほこりの飛散がつきものです。
解体によってほこりが発生することを防ぐのは難しいですが、正しい事前の準備や対策によってトラブルの発生を防ぐことは可能です。
今回の記事では、解体工事で起こり得るほこりのトラブルの種類や、それを回避する方法などを解説します。
ぜひお役立てください。
□解体工事で起こり得るほこりのトラブル
ここではまず、ほこりによってどのようなトラブルが起こるのか紹介します。
1つ目は、洗濯物に関わる被害です。
解体工事をしている現場の周囲の家では、高い確率で洗濯物にほこりが付着してしまいます。
施工会社がきちんと対策を行なっていても、ほこりの発生をゼロにすることは難しく、風向きや風の強い日ではかなりの量のほこりが飛散してしまいます。
当然、洗濯をしてきれいになった衣類を汚されてしまうと不満が生じ、苦情が入る可能性も出てきます。
2つ目は、車に関わる被害です。
この被害は、特に車を毎日は使用しない近隣住民がいる場合に多く発生します。
家の解体工事が連日行われることにより、それほど使用されていない近隣住民の車にほこりが積もってしまうことがあるため、注意が必要です。
また、現場の環境や風の強さ・時期などによってはかなり遠くの家々まで飛散してしまうため、多くの近隣住民にストレスを与えてしまう可能性もあります。
3つ目は、家に関わる被害です。
多少のほこりであれば、家に付着してしまってもトラブルにならないことも多いですが、家の中にまでほこりが入ってしまうと、苦情につながることがあります。
ほこりを全く出さずに解体工事を進めるのはほぼ不可能であるため、これらのトラブルが発生しないように前もって対策しておくことが大切になります。
□トラブルを回避するためには
トラブルを回避するためには、以下のような対処法をおすすめします。
*挨拶回り
解体工事を始める前には、近隣住民に必ず挨拶回りをするようにしましょう。
また、この挨拶の際に伝える内容を文章にして渡すことで、言った言わないのトラブルを防げます。
伝える内容は、主に以下の通りです。
・工事の期間
・工事の場所や地図
・施工会社の名前や連絡先
・工事の内容
これらをしっかりと伝えておくことにより、近隣住民の理解も深まるでしょう。
挨拶回りは施工会社が行ってくれる場合や施工会社と一緒に行う場合などがあるため、その方法を前もって施工会社に確認しておきましょう。
*養生シートの設置
この対処法は、施工会社が行うものです。
解体工事では、建物の周囲を囲むようにシートで養生するのが一般的です。
そうすることで、ほこりの飛散や騒音などを防止できます。
養生シートは、防音用・防炎用・防塵用など様々な種類があり、施工会社や現場の状況によって使用するシートは様々です。
そのため、不安な方は施工会社にどのような養生シートを使用しているか聞いてみることをおすすめします。
*散水
これも施工会社が行う対策になります。
解体工事では大量のほこりが舞い上がるため、それを防ぐために水を撒きます。
どれだけしっかりと養生をしていても、風に乗ってほこりが養生を飛び越え飛散してしまうため、散水によるほこり対策は解体現場では必要不可欠です。
散水をすることでほこりが湿って飛散しにくくなり、近隣住民への被害を軽減することができます。
□苦情が発生したらどうする?
ここまでほこりによるトラブルを防ぐ方法を紹介してきましたが、それらの方法を実践しても完全にトラブルを防ぐことは難しいです。
そのため、以下で紹介する苦情への対処法を把握しておきましょう。
1つ目は、迅速に対応することです。
ほこりによって苦情が発生した場合には、迅速に対処しましょう。
施主に苦情が入ることもありますが、その場合はすぐに施工会社と相談することが大切です。
そのような行動をした上で、すぐに対応できる苦情であればできるだけ早く謝罪しにいくようにしましょう。
また、相談をした上で、迷惑をかけた方がどのような対応を望んでいるのか、それを施工業者が受け入れることは可能か、いつ実施するか、費用はかかるのか等々。
そういったことをしっかりと打ち合わせ、今後のご近所付き合いに影響が出ないようしっかりと相談・対策をすることが何よりも重要となります。
2つ目は、苦情を無視しないということです。
苦情に対しては迅速に対応するようにと解説しましたが、その反対に最もやってはいけないことは、苦情を無視することです。
苦情を無視して解体工事を進めていると、近隣住民のストレスや怒りなどはますます高まり、追加の苦情につながります。
また、場合によっては近隣住民が専門家に相談して法的な問題が発生してしまうこともあるので、注意が必要です。
そうなると、施主・施工会社・近隣住民の全員にとって不都合な状態になるため、苦情は無視せずに真摯に対応するようにしましょう。
□まとめ
今回は、解体工事で起こり得るほこりのトラブルの種類や、それを回避する方法などを解説しました。
家の解体工事にほこりはつきものですが、それを防ぐ努力は怠らないよう施工業者としっかりと話し合うことが重要となります。
名古屋市周辺で家の解体を検討している方は、お気軽に弊社までご相談ください。