解体お役立ち情報 2023.07.14

家を解体している時にトラブルが発生したらどうする？対処法を紹介します！

家を解体する際には大きな重機や特殊な道具を使用するため、トラブルが発生する可能性が高くなります。

しかし、そのような状況になると本来考える必要のない悩み事が増えてしまうので、解体工事ではトラブルを未然に防ぐ対策が必要です。

そこで今回は、解体工事でのトラブルを避けるにはどうすれば良いか解説します。
ぜひ参考にしてください。

1 □家の解体工事中に発生するトラブルについて
2 □解体工事でのトラブルを避けるには
3 □トラブルが発生した際の対処法
4 □まとめ

□家の解体工事中に発生するトラブルについて

トラブルを避ける方法を解説する前に、まずはどのようなトラブルが発生する可能性があるのか理解しておきましょう。

1つ目は、騒音や振動です。
騒音や振動は、解体工事において避けられない問題の1つです。
大きな音が発生したり家が揺れたりすることで近隣住民の生活に支障が出るため、クレームが入る可能性があります。

2つ目は、ほこりや粉じんです。
これらも解体工事では避けることが難しい問題ですが、正しく対策をしなければ近隣住民に迷惑をかけることになってしまいます。

ほこりや粉じんが飛散してしまうと、近隣住民の家や車、カーポートや洗濯物などが汚れてしまうため、注意が必要です。

3つ目は、工事車両の路上駐車です。
解体工事をしている時には、当然ながら工事車両の出入りが多くなります。
そのため、近隣住民が移動する際に邪魔になってしまうことがあるのです。

4つ目は、近隣の家や公共物を破損してしまうことです。
解体工事中には、思わぬトラブルが発生してしまうことも多々あります。

その1つとして、近隣の家や公共物の破損が挙げられます。
この場合は弁償をする必要があるため、もし破損してしまった場合には施工会社ときちんと話し合いましょう。

ここで紹介した4つ以外にも発生し得るものはあるため、家の解体を控えている方はどのようなトラブルがあるのか事前に把握しておきましょう。

□解体工事でのトラブルを避けるには

ここから、解体工事で発生するトラブルを未然に防ぐ方法をいくつか紹介します。

＊挨拶回り

解体工事を始める前に近隣住民に挨拶回りをしておくことが大切です。
挨拶や説明を前もって行い近隣住民から了承を得ておくことで、クレームの減少につながります。

施工会社によって挨拶回りの方法は異なるため、解体工事を始める前に施工会社と打ち合わせしておきましょう。

＊見積もりのチェック

解体工事の見積りを受け取った際には、記載されていることを隅々までチェックしましょう。
見積りをチェックすることで、どの過程でどの程度お金がかかるか把握できるため、安心して解体工事を依頼できるようになります。

また、正確に費用を管理しておくことで、予算オーバーになることも避けられるでしょう。

＊何かあった際に対応できる保険に加入しているか

解体工事中、様々なことに注意しながら作業は行われますが、やはり何かしらのトラブルは起きかねません。
例えば狭小地での解体工事で、ちょっとしたはずみで隣地の塀を壊してしまった…といった場合。
解体業者が修理費を負担するのが当然ですが、破損したモノによっては高額な修理費がかかってしまいます。
最悪の場合、解体業者がある日突然連絡がとれなくなり、解体工事を依頼した施主が修理費について巻き込まれる事態に発展することも。

このような万が一の事故でも対応できる損害賠償保険に加入している業者か、しっかりと確認することをオススメします。

□トラブルが発生した際の対処法

どれだけ前もって対策をしていても、全てがうまくいくわけではないため、トラブルが発生する可能性はゼロではありません。
クレームは施工会社に入る場合と施主に入る場合の2つがありますが、もし施主に直接クレームが入った際には、速やかに施工会社に共有をしましょう。

施工業者の作業の仕方で改善されるような内容であれば勿論のことですが例えば、「これは工事の人に伝えるまでもないな…」と思えるような内容でも営業担当者か、もしくは工事責任者に相談しておくことが大切です。
後々、クレームの共有がされてないことから認識の相違が生じ、もし再度クレームを言われた際には必要以上に大きな問題になりかねません。
また、この件がきっかけでその後のご近所付き合いにも影響が出てしまうかも知れません。
何か起こった際には自己完結せず、共有・相談を心がけると良いでしょう。

最後に、補修工事や損害賠償などの対応を判断していきます。
施主に過失がない限りは、基本的に施工会社に責任があることが多いため、施工会社が加入している保険を一緒に確認しながら対応を判断していきましょう。
具体的な対応としては、基本的に施主が特に何かする必要はありません。