住宅を解体する際にはほこりが発生する?ほこりによるトラブルを解説します!
住宅の解体工事をする際に避けられない問題として騒音や振動などがありますが、それらと同様に避けられない問題として、ほこりがあります。
ほこりが飛散すると近隣住民とトラブルになる可能性もあるので、注意が必要です。
そこで今回は、住宅を解体する際に発生するほこりのトラブルやほこりの発生を少なくする方法、ほこりが原因で来た苦情の対処法を紹介します。
□住宅を解体する際に発生するほこりのトラブル
ほこりが原因となって発生するトラブルは主に以下の4つがあります。
1つ目は、近隣住宅への被害です。
ほこりが風にのって飛散することによって、近隣住宅の外壁や窓などが汚れる可能性があります。
それだけでなく、室内にまでほこりが入ってしまうこともあるため、注意が必要です。
外壁に付着したほこりは雨によって取り除かれる可能性が高いですが、室内にほこりが入ってしまうと大きな問題になることがあります。
室内にほこりが入らないようにするためには、解体工事を始める前に近隣住民に協力をお願いすることが大切です。
2つ目は、車への被害です。
ほこりの飛散によって、住宅だけでなく車が汚れる場合もあります。
駐車場に屋根が付いていたとしても、ほこりは様々な角度から飛散するため、完全に防ぐことは難しくなります。
対策としては、車専用の養生シートを活用することが効果的でしょう。
他の汚れに比べ、車のほこり汚れはやはり気にされる方も多いため、解体現場付近の車は特に注意が必要です。
3つ目は、洗濯物への被害です。
解体工事をしている時に洗濯物を外に干していると、ほこりが大量に付着してしまう可能性があります。
せっかく綺麗にした洗濯物が汚れてしまうと、近隣住民はストレスがたまるはずです。
そのため、事前に工事の期間や時間などを説明して、工事をしている時は洗濯物を干すのを避けてもらうように協力してもらいましょう。
4つ目は、健康への被害です。
飛散したほこりを吸い込むと、健康面での被害が出る場合があります。
これは、近隣住民だけでなく工事現場の近くを通過する人にも関わる問題ですので、きちんと対策する必要があります。
□ほこりの発生を少なくする方法
ほこりによる被害を少なくするためには、適切な対策を施すことが大切です。
ここでは2つの対策を紹介します。
*養生シートの設置
養生シートを活用することで、ほこりの飛散を防止できます。
また、防音効果も期待できるため、解体工事に養生シートは欠かせません。
ただし、養生シートが破れているとほこりの飛散を防止する効果が減ってしまうため、養生シートの状態には注意が必要です。
不安な方は、工事が始まるまでに施工会社に養生シートの状態を確認すると良いでしょう。
*散水
ほこりによる被害を減らすためには、ほこりの発生自体を減らすことも効果的です。
その方法の1つとして、散水があります。
住宅を解体している際に、外壁や屋根などが崩れるとそれが崩れた瞬間に大量のほこりが舞います。
しかし、そこに散水をしておくことでほこりが湿って飛散しにくくなるため、近隣住民への迷惑を抑えられます。
また、これら2つの対策以外にも、苦情を防ぐためには挨拶回りをしておくことが重要になります。
解体工事が始まる前に挨拶回りをしておくことで、近隣住民の理解が深まり苦情を入れる方は少なくなるでしょう。
挨拶回りは施工会社がしてくれる場合もあれば施工会社と一緒に行う場合もあるため、事前に施工会社に確認しておくことをおすすめします。
□ほこりが原因で苦情が来た場合
ここまで解説したような方法でほこりによる被害を減らす対策をしても、ほこりの発生をゼロにすることはできません。
そのため、場合によっては苦情が入ることもあります。
以下では苦情が発生した際の対処法を解説するので、ぜひ参考にしてください。
苦情が発生した際には、まずは迅速に対応しましょう。
施主に苦情が入った場合には、施工会社と相談して対応を決めることが大切です。
相談した上ですぐに対応できるものであれば、なるべく早く謝罪しましょう。
時間が経過すればするほど近隣住民の怒りは増していって、追加の苦情が入る可能性があります。
そのため、まずは謝罪するということを意識しながら、改善できる部分を改善することが重要です。
このように、謝罪することが非常に大切ですが、苦情が入った際にもっともしてはいけないことがあります。
それは、苦情を無視することです。
苦情を無視して解体工事を続けると、近隣住民が専門家に相談をして法的な問題になる可能性もあります。
そうなると、施工会社としても施主としても不都合であるため、苦情を無視することは絶対に避けましょう。
□まとめ
今回の記事では、住宅を解体する際に発生するほこりのトラブルやほこりの発生を少なくする方法、ほこりが原因で来た苦情の対処法を紹介しました。
ほこりの発生をできるだけ抑えながら、苦情が入った際にはすぐに対応することが大切です。
名古屋市周辺で住宅の解体を検討している方は、お気軽に弊社までお問い合わせください。