解体工事の水道代は誰が負担するの?水道に関係する注意点を解説!
「解体工事で水道を使うって聞いたことがあるけれどその料金は誰が負担するのかな」
このような疑問を持つ方がいらっしゃるのではないでしょうか。
また、水道の手続きについてもどうすればよいのか曖昧ですよね。
そこで今回は、解体工事で使用する水道料金や水道の手続きについてご紹介いたします。
□解体工事で使用する水道料金は誰が負担するのか
ここでは、解体工事の際に必要な水道の料金を誰が負担するのかについてご紹介いたします。
解体工事の際にかかる水道料金の負担は2パターンに分かれます。
①解体業者が負担する ②依頼主が負担する
①解体業者が負担する場合、依頼主が水道料金をお支払いいただく必要はありません。
これは解体業者や解体する地域によって異なりますので、お見積りの際に確認しておくことをおすすめいたします。
②もし依頼主が負担する場合、おおよそどれくらいの料金がかかるのか気になりますよね。
解体工事に使用される水の量は、解体する建物の大きさや解体にかかる日数によって異なりますがそこまで多くはありません。
一般的な2階建ての木造住宅(20坪~50坪を想定)で数百円~2千円程度だと見積もっておいていただければ結構です。
□解体工事の際の水道に関する手続き
ここでは解体工事の際の水道に関する手続きについてご紹介いたします。
解体工事を行う際には、基本的にライフラインを停止する必要があります。
例えばガスや電気、電話線やインターネットケーブルなどの撤去手続きが求められます。
しかしながら、水道の手続きについては他のライフラインとは違った手続きの手順を踏むため、注意が必要です。
水道料金の負担を誰がするのかについて述べた際にも少し触れましたが、解体工事をする際には水道を使用します。
そのため、基本的に解体工事を行う前に水道を止める必要はありません。
具体的に解体工事でどのように水道を使うのかというと、解体工事中に行われる「散水」という作業で使われます。
散水とは、解体作業中に発生したほこりや塵が周辺に飛び散ることを防止するために、水を撒くことです。
散水を怠ると近隣住宅の窓や壁、車などにほこりや塵が付着するので汚れてしまい、クレームの原因となります。
近所に住む方へご迷惑をかけないように、解体工事のときに水道を使わせていただきますのでご理解・ご協力の程よろしくお願いいたします。
工事前の水道手続きに関しては以上で終了です。
□例外的に本管で閉栓する場合
水道の閉栓に関しては、基本的に解体工事後に引き込み部分のみを閉栓するのが一般的です。
上水道は、地中に埋設された太い本管があり、そこへ引き込み管を取り付けることでそれぞれの敷地内に引き込んでいます。
解体工事が完了した際に、建て替え予定であればメーターをそのままにして閉栓し、長い間使われない可能性があるのであればメーターを撤去します。
メーターを撤去した後に、その敷地内に引き込まれている引き込み管で閉栓するのが一般的なケースです。
ただ例外があり、寒冷地や区画整理による立ち退きの場合は本管での閉栓を求められます。
寒冷地では氷点下になる可能性があるため、本管での閉栓を行わなければ管内での凍結が懸念されます。
凍結すると体積が膨張するため、水道管の破裂が起こる可能性があります。
その場合は本管での閉栓が求められるのであらかじめ確認しておきましょう。
また、区画整理による立ち退きで水道経路が大幅に変更される場合にも本管での閉栓が求められます。
□まとめ
今回は解体工事で使用する水道の料金や水道の手続きについてご紹介いたしました。
解体工事で使用する水道の料金は、解体業者が負担する場合が多いです。
また、その場合解体工事前に水道を止める必要はありません。
弊社では解体工事のご依頼が初めての方でも安心していただけるよう、工事の流れや近隣の方への配慮等わかりやすく丁寧にご説明させていただきます。
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