鉄骨3階建ての解体費用は?鉄骨の種類や工期についても解説
鉄骨造の3階建て住宅を解体して更地にすることを検討されている方は、解体費用やスケジュール面で不安を抱えているのではないでしょうか。
「鉄骨3階建ての解体費用はどのくらいかかるの。」 「工事が遅れる可能性はあるの。」といった疑問をお持ちのことと思います。
この記事では、鉄骨3階建て解体の費用相場や、工期が遅れる可能性のある理由を具体的に解説することで、安心して解体工事を依頼できるようサポートします。
□鉄骨3階建ての解体費用相場
鉄骨3階建ての解体費用は、建物の構造や坪数、解体方法などによって大きく変わります。
ここでは、具体的な事例を交えながら、鉄骨3階建ての解体費用相場について詳しく解説していきます。
1: 建物の構造と坪数による費用変動
まず、建物の構造と坪数によって解体費用が大きく変わることを理解しておきましょう。
・1階建ての鉄骨造の場合
坪あたりの解体費用が2万5千円程度です。
1階建ての鉄骨造で、坪数が15坪の建物であれば、解体費用は37万5千円程度になります。
ただし、これは建物本体の解体費用のみであり、ブロック塀などの廃棄物の撤去費用などが別途発生します。
・2階建ての鉄骨造の場合
2階建ての鉄骨造で、坪数が36坪の建物であれば、解体費用は94万円程度になります。
こちらも、建物本体の解体費用のみであり、重機代や庭木などの撤去費用などが別途発生します。
・3階建ての鉄骨造の場合
3階建ての鉄骨造では、1坪あたりの解体費用が2万円程度です。
2: その他の費用
解体費用には、建物本体の解体費用以外にも、以下の費用が発生する場合があります。
・廃棄物処理費用
解体で発生した廃棄物の処理費用は、廃棄物の種類や量によって異なります。
・重機搬入費用
重機を搬入するために必要な費用です。
建物の場所や道路状況によって費用が異なります。
・足場費用
解体作業を行うために足場を組む必要がある場合、足場費用が発生します。
・交通誘導員費用
解体作業中に交通規制が必要となる場合は、交通誘導員費用が発生します。
□鉄骨造の種類と解体費用への影響
鉄骨造には、軽量鉄骨造と重量鉄骨造の2種類があります。
それぞれの構造の特徴と解体費用への影響について詳しく解説していきます。
1: 軽量鉄骨造
軽量鉄骨造は、柱や梁が細いので、鉄骨の本数を多くして強度を確保する必要があります。
そのため、建築可能な間取りが限られることから、戸建てやアパートの低層住宅、小規模店舗、倉庫などに多く用いられています。
軽量鉄骨造は、重量鉄骨造に比べて解体費用が安く、工期も短くなる傾向があります。
2: 重量鉄骨造
重量鉄骨造は、使用する柱や梁が太いので、広い空間を確保できます。
そのため、戸建て以外にもマンションや商業ビルなどに多く採用されています。
重量鉄骨造は、軽量鉄骨造よりも強度が高いため、解体費用が高く、工期も長くなる傾向があります。
□3階建て解体工事が遅れる理由
鉄骨3階建ての解体工事は、悪天候や地中埋設物の発見など、様々な理由で遅延する可能性があります。
ここでは、解体工事が遅れる可能性のある理由を具体的に説明し、事前に対策を立てるためのヒントをご紹介します。
1: 悪天候による遅延
悪天候は、解体工事の大きな遅延要因の一つです。
・雨
雨天時は、作業員の視界が悪くなり、作業効率が低下します。
また、足元が濡れていると、作業員の安全確保が難しくなり、作業が遅れることもあります。
・風
強風時は、作業中の資材の飛散や、足場の倒壊などの危険性が高まります。
そのため、強風時は作業を中止する必要があります。
・雪
雪が降ると、作業場所が積雪で覆われてしまい、作業が困難になります。
また、雪が降ると、作業員の安全確保が難しくなり、作業が遅れることもあります。
2: 地中埋設物の発見
解体工事中に、地中埋設物が発見されることがあります。
・廃棄物
過去の解体工事で捨てられた廃棄物が地中に埋まっていることがあります。
・井戸
井戸が地中に埋まっていることがあります。
・浄化槽
浄化槽が地中に埋まっていることがあります。
地中埋設物が発見された場合は、その処理のために追加の費用や時間がかかります。
3: 近隣トラブル
解体工事は、騒音や振動が発生するため、近隣住民とのトラブルに発展する可能性があります。
・騒音
解体作業中は、騒音が発生します。
特に、解体用の重機を使用する場合は、騒音が大きくなるため、近隣住民への配慮が必要です。
・振動
解体作業中は、振動が発生します。
特に、解体用の重機を使用する場合は、振動が大きくなるため、近隣住民への配慮が必要です。
・粉塵
解体作業中は、粉塵が発生します。
粉塵が近隣住民の家に飛散しないよう、対策が必要です。
□まとめ
この記事では、鉄骨3階建ての解体費用相場や、解体工事が遅れる可能性のある理由について解説しました。
解体費用は、建物の構造や坪数、解体方法、廃棄物処理費用、重機搬入費用、足場費用、交通誘導員費用など、様々な要素によって決まります。
また、解体工事が遅れる可能性のある理由としては、悪天候、地中埋設物の発見、近隣トラブルなどがあります。
事前にこれらの可能性を理解し、対策を立てることが大切です。
解体工事は、複雑で様々な問題が発生する可能性があるため、事前にしっかりと準備をすることが重要です。
名古屋市周辺で一般家屋、アパート、店舗などの解体をお考えの方は、弊社までお気軽にご相談ください。