解体お役立ち情報 2022.12.20

家の解体工事でローンは利用できる！利用できるローンの種類について解説！

家を建てる場合や購入する場合に住宅ローンを組むことが多いですが、それと同じく解体する際もローンは組めるのでしょうか。
この記事では、家を解体する際のローンについて解説しますので、家の解体をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

1 □家の解体工事でローンは組めるの？
2 □解体工事のローンで注意すべき点とは？
3 □まとめ

□家の解体工事でローンは組めるの？

結論から申し上げると、家の解体工事でローンは組めます。
空き家解体ローン・住宅ローン・プロパーローン・フリーローンなど、さまざまなローンサービスがあり、それらを利用できます。
現金支払いしか対応できないと思っていると、なかなか解体工事を依頼できませんが、ローンを組んで解体工事を行う事も可能であると知っておくと良いでしょう。

解体工事のローンの仕組みとしては、住宅を購入する際の住宅ローンと同じようなものであると押さえておきましょう。
具体的には、地方銀行や信用金庫などに相談して、建物を解体するために融資を受けます。
プロパーローンやフリーローンといった形で融資してくれることもありますが、金融機関によって融資の条件や借入期間、金利、借入可能額が異なるので、内容の確認やローンごとに比較検討する必要があります。

□どのようなローンがあるの？それぞれの特徴について解説！

前項でもローンの種類については少し触れましたが、ここからはそれぞれのローンにどのような特徴があるのかについて解説します。

まずは、空き家解体ローンです。
近年、空き家の増加が社会問題となっており、この現状を踏まえて全国各地の自治体から空き家問題解消の要請を受け、多くの金融機関で無担保かつ低金利の空き家解体ローンが取り扱われています。
このローンは名前の通り、空き家の解体を目的としている際に利用できるローンのことを指します。
保証人や担保が不要なことに加えて、金利も低く設定されているため、比較的利用しやすいです。

次に、住宅ローンです。
通常の場合、住宅ローンとは新築する場合や中古住宅を購入する際に利用できるものですが、ある一定の条件を満たすことで解体工事にも利用できます。
その条件とは、解体工事を行った後の土地に新たな建物を建築する場合に、解体費用を建築費用の中に組み込むことです。
つまり、解体工事と建築工事を同時に行う場合に住宅ローンが利用可能なのです。

そして、プロパーローンです。
これは多目的に利用できるローンで、借入可能額はおおよそ10万〜500万円と、一般的な住宅ローンよりも少額から借入できます。
また、保証会社や保証人なしの場合でも申し込めることが特徴ですが、その分審査が非常に厳しいです。
プロパーローンは住宅ローンとは違い、解体工事だけの場合でも利用できるため、解体工事のみをご検討中の方はこのローンを候補に入れてみると良いでしょう。

最後は、フリーローンです。
このローンは使用目的が基本的に自由なローンで解体工事だけでなく、結婚や出産など、少額な用途にも利用できます。
特徴として、プロパーローンと同じようにほとんどの場合は担保や保証人が不要であることが挙げられます。
プロパーローンと異なる点は、フリーローンは取扱金融機関が比較的多く、地方銀行や信用金庫の他、大手銀行でも用意していることがあるため、利用しやすいことです。

□解体工事のローンで注意すべき点とは？

ローンを利用することでさまざまなメリットが得られますが、注意点も存在します。
ここからは、その注意点を2つ解説します。

1つ目は、審査や融資に時間がかかることです。
金融機関で融資を受けるためには、書類を準備したり申込書を作成したりと、やるべきことが多くあります。
実際に本店や支店に足を運ばなければいけないこともあるため、想定していた以上に時間がかかってしまう可能性があります。

そうなってしまうと、解体工事を予定通りに進められないので、最初からローンを組もうとお考えの場合は、できるだけ早めに金融機関に相談することがおすすめです。
解体工事をスムーズに進めるためにも、融資開始には時間がかかることを念頭に置いて、工事開始から逆算して手続きを進めましょう。

2つ目は、解体費用の支払いと融資金の振込の時期が異なる可能性があることです。
一般的には解体費用の支払いは工事完了時点で行いますが、着工前に手付金が必要になる場合があります。
また、建て替える前に住宅ローンに組み込んで解体費用を支払う場合は、融資金の振込が建て替え工事の完了後になることも少なくありません。

このように、解体費用の支払いと融資金の振込の時期がずれてしまうことがあるため、その場合は解体費用を自己資金で1度支払う、または解体業者と交渉して支払いの時期を遅らせる必要があります。
もし自己資金が足りなかったり、解体業者との交渉が決裂してしまったりすると、解体自体ができない可能性があるので、解体費用の支払いと融資金の振込の時期に注意しましょう。

ローン以外にも、解体工事に関するお悩みがある方もいらっしゃるでしょう。
弊社は愛のある解体工事を提供しており、HPに解体工事に関する「よくある質問」をまとめております。
解体工事に関して不明点がある場合は、ぜひご覧ください。