家を解体するときに使われるユンボにはどのようなサイズがあるの?
ユンボとは、一般的にキャタピラー付きの台車にショベルが付いた堀削用建設機械のことを指します。
解体工事で使われる機会が多く、ユンボにはさまざまなサイズがあります。
この記事では、ユンボのサイズや種類について紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
□家の解体で使われるユンボについて!どのようなサイズがあるの?
ここでは、ユンボのサイズを7つ紹介します。
1つ目は、ミニサイズです。
0.1立方メートルサイズはユンボの中で小さいと言われていますが、それよりもさらに小さいユンボがミニサイズです。
全幅おおよそ1メートル、全長おおよそ4メートルで、解体工事に使われるユンボの中で最も小さいです。
そのため、解体する建物の前の道が狭かったり、入り口の近くが狭くて大型重機が入れなかったりする際に重宝します。
2つ目は、0.1立方メートルサイズです。
これはミニサイズの次に小さいユンボでコンマイチと呼ばれ、ミニサイズと同じように現場が狭いときに重宝されており、大型重機を使用しづらい場所に適しています。
ミニサイズやコンマイチを所有していない業者では、狭い現場の解体を手作業で行うことがあるため、コンマイチがあると非常に効率良く解体作業が行えます。
3つ目は、0.15立方メートルサイズです。
コンマイチゴーと呼ばれ、スタンダードなユンボよりも少し小さめで、コンマイチよりも全長が長く、4トントラックに乗せて走れます。
そのため、解体現場の近くが4トントラックまでしか走行できない道路幅員の場合、コンマイチゴーが重宝されます。
スタンダードなユンボよりも小回りが利くので、比較的作業しやすいです。
4つ目は、0.2立方メートルサイズです。
コンマニと呼ばれ、前述したコンマイチやコンマイチゴーと同じように小さいことが特徴的です。
小回りも利き、使い勝手が良く、主に木造住宅の解体に使用される場合が多いです。
5つ目は、0.25立方メートルサイズです。
コンマニーゴーと呼ばれ、建物を解体する際に1番使われるユンボです。
コンマニと全幅はさほど変わりませんが、全長は長いため、コンマニーゴーを購入するところも多く、スタンダードなサイズのユンボです。
コンマニと同じように木造住宅の解体に適していますが、コンマニーゴーは大きいトラックでなければ移動させられないので、現場近くの道が狭い場合や住宅が密集している場所の解体には不向きです。
6つ目は、0.45立方メートルサイズです。
コンマヨンゴーと呼ばれ、やや大ぶりなユンボでコンマニーゴーと比較すると、全幅が1メートル以上も大きいです。
一般的な木造住宅の他にも、アパートや工場などの解体に使われる機会が多いです。
また、一定のパワーが必要である鉄筋コンクリート造の解体でも重宝します。
7つ目は、0.7立方メートルサイズです。
コンマナナと呼ばれるこのユンボは、解体工事に使われるユンボの中では最も大きいと言われており、全長はおおよそ10メートルもあります。
このサイズの重機になると、一般的な木造住宅を解体する際には使われず、アパートや工場などの鉄筋コンクリート造や鉄骨造の解体で使われます。
特に、高さのある建物を解体する際に活躍します。
ただし、コンマナナは重機自体が大きく、簡単に移動させられないため、使用できる解体現場が限られます。
□さらに大きいユンボがある?
前項で紹介したユンボよりもさらに大きいものが存在します。
ここからは、さらに大きいユンボを3つ紹介します。
まずは、ロングアームです。
通常のユンボと比較してアーム部分が長く設計されており、「ロングブーム」「ロングリーチ」「スーパーロングリーチ」などとも呼ばれています。
河川や道路などの公共工事、マンションやアパートの解体工事などで使用されることが多く、高さは10メートルを超えます。
次に、ツーピースアームです。
これはアーム部分が通常のユンボよりも1つ多く、ロングアームより高いところにまで届くことが特徴的です。
全長は15メートルを超えており、5階建て程度の建物は十分に解体できるでしょう。
最後は、マルチブームです。
マルチブームはアームの接合点が複数存在するユンボで、現場の作業に合わせてアームを交換できるのが特徴です。
アームを伸ばすことで、40メートルから50メートルほどの高さまで対応が可能なので、大型のマンションやビルにも対応できます。
弊社は自社設備が充実しており、柔軟な技術力があります。
豊富な重機とノウハウにより、お客様が所有している建物に合わせた解体工事が可能なため、高品質の工事の提供が可能です。
名古屋市周辺で解体工事を希望されている方や相談したい方は、お気軽にお問い合わせください。
□まとめ
ユンボはサイズによって解体する際に適している建物の大きさが異なり、現場付近の交通状況や広さによっても、使用できるユンボが変わります。
解体工事をご検討中でどのようなユンボが使用されるのか気になっている方は、本記事を参考にしていただけると幸いです。